CUPO・LA(キュポ・ラ)川口1丁目1番第一種市街地再開発事業*事業パンフレットより抜粋
地区の概要
本地区は、『第3次川口市総合計画』、『都市再開発方針』、『都市総合再開発促進計画』、『川口駅周辺市街地整備構想』に基づき、21世紀に向けての「川口の顔づくり」が進められてきたJR川口駅周辺地区の一角にあり、平成3年12月、川口都市計画川口1丁目1番第一種市街地再開発事業の都市計画決定が行われ、その後の経済状況の変化により当初計画を見直し平成9年4月及び平成14年3月に都市計画変更を受け、新たな事業化が図られてきた地区です。
また、JR京浜東北線川口駅東口の南に位置した交通至便な位置にも関わらず、旧来の低層木造家屋や空地等が多く、土地の利用状況は不健全で有効利用がなされておらず、第3次川口市総合計画に示される高次の都市機能および都市の活性化の要請に対応した施設が求められています。
事業の目的
本地区を含む川口駅周辺地区では、川口駅東口第三工区(組合施行)や川口本町4丁目地区(組合施行)の市街地再開発事業をはじめ、各種の市街地整備事業が総合的に進められています。
その中にあって本地区では、組合施行による第一種市街地再開発事業を施行し、駅前交通広場や善光寺荒川線、川口駅東西連絡歩行者専用道路等の公共施設の整備を図るとともに、駅前の立地を生かした商業施設、公益施設、都市型の超高層住宅(分譲)、高層住宅(賃貸)の整備を行い、憩いと賑わいのある魅力的な川口の都市空間を創出することを目的に事業を行うものです。
整備方針
本地区は、JR川口駅東口の南に位置し、川口の中心市街地の一角を形成しているにもかかわらず、旧来の低層木造家屋や空地が多く、土地の高度利用と商業・業務機能の集積及び都市型住宅の供給が待ち望まれている地区です。
このため、本事業は良好な都市環境の確保を図りつつ、埼玉県の玄関口として、また、川口の中心市街地として、商業施設、公益施設、超高層及び高層の都市型住宅を中心とした市民が集い、憩いと賑わいのある魅力的な都市空間を創出することを基本理念としました。
施設建築物の整備方針
商業施設は核店舗と地権者等の店舗が一体になり、川口駅周辺の商業回遊性の向上に寄与するハイグレード、ハイセンスな都心型ショッピングセンターを形成します。
公益施設は、駅前の好立地を生かし、市民のサービスに寄与する各種施設により構成することとし、都市型住宅については、埼玉県の玄関口・川口ランドマークとなるよう超高層の分譲住宅及び高層の賃貸住宅を計画し、荒川の水と緑と太陽にふれあう眺め豊かで川口の都心において今後の見本となるような質の高いものとします。
公共施設は、既存の駅前交通広場の拡張に合わせて、市民に憩いを提供できる広場を設けるとともに川口都心の混雑緩和と交通利便性の向上を図るため、市民の防災及び避難道路として善光寺荒川線等の街路整備と合わせて利用しやすい駐車場を整備します。
施設建築敷地の整備方針
本地区は、川口駅前に位置しながら、周辺地域も含めて、道路整備も後れ合理的・健全な土地利用がなされていないことから、当事業の施行より公共施設の整備を始め、歩行者のための空地や通路等を設け、周辺住民及び施設利用者の安全性・利便性を図り、潤いとやすらぎのある都市環境を創出します。
JR川口駅東口、駅前交通広場から善光寺荒川線に沿って、敷地内に通路を整備し、歩道と一体化して歩行者の通行の安全性・利便性を図ります。
公共施設の整備方針
本地区の北側の駅前交通広場を約870m2拡幅し、また北東側の六間道路の一部約190m2を拡幅、さらに東側を南北に沿う都市計画道路善光寺荒川線(幅員25m)を長さ約270mにわたり、約1.800m2拡幅して動線の円滑化を図ります。
本地区の北側の駅前交通広場に接して面積約2.980m2の広場を設け、市民の憩いの場を提供します。
事業の歩み
- 昭和60年 9月
- 寿街づくり勉強会発足
- 昭和62年 1月
- 川口1丁目再開発協議会設立
- 昭和63年 3月
- 市街地再開発事業推進調査の実施(川口市)
- 昭和63年 7月
- 川口1丁目市街地再開発準備組合設立
- 平成 元年 3月
- 某不動産会社とディベロッパー覚書締結
- 平成 3年12月
- 都市計画決定
- 平成 5年 4月
- 某不動産会社がディベロッパーから事業協力者へ
- 平成 8年 2月
- 国鉄清算事業団用地を川口市が取得
- 平成 8年 6月
- 某ホテルが出店要望書を組合に提出
- 平成 9年 1月
- 施行地区の公告
- 平成 9年 4月
- 都市計画決定変更
- 平成 9年 9月
- 事業協力者変更、キーテナント及び参加組合員予定者決定
- 平成10年 3月
- 事業フレームの決定、事業計画の作成
- 平成10年 9月
- 川口1丁目市街地再開発組合設立認可
- 平成11年 1月
- 事業推進体制の確立と事業フレーム再構築
- 平成11年 6月
- 某ホテル出店辞退、新規誘致活動、ホテル計画断念
上記に伴う公共・公益施設の導入を川口市に要望
- 平成12年 5月
- 某核店舗出店を辞退、新たな核店舗誘致活動
核店舗誘致断念、特定建築者による賃貸住宅導入検討
- 平成13年 4月
- 新事業フレーム(公共・公益施設、中規模店舗、賃貸住宅分業住宅)構築
事業化素案に基づく合意形成と事業化案の作成
- 平成14年 3月
- 都市計画決定変更
- 平成14年 6月
- 都市基盤整備公団と事業参加(特定建築者)協定締結
- 平成14年 8月
- 有楽土地㈱と事業参加(参加組合員)協定締結
- 平成14年 9月
- 定款及び事業計画の変更認可
最終権利変換協議の実施と権利変換計画の作成
- 平成14年10月
- 権利変換計画縦覧開始
- 平成15年 1月
- 権利変換計画認可
- 平成15年 2月
- 権利変換期日、土地明渡し請求
- 平成15年 5月
- 土地明渡し期限
- 平成15年 7月
- 工事着工
- 平成18年 3月
- 施設建築物工事完了公告
- 平成18年12月
- 市街地再開発組合解散
事業の概要
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- 事業名
- 川口1丁目1番第一種市街地再開発事業
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- 所在地
- 川口市川口1丁目700番地
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- 施行地区面積
- 2.3ha
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- 地域地区等
- 商業地域、防火地域、高度利用地区、容積率800%、建ぺい率80%
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- 施行者
- 川口1丁目市街地再開発組合
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- 参加組合員(分譲住宅)
- 有楽土地株式会社
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- 特定建築者(賃貸住宅)
- 独立行政法人都市再生機構
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- 施設建築物等建設工事施工者
- 大成・三井住友・埼玉建興・川口土建共同企業体
施設建築物の概要
施設内容
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- 分譲住宅棟
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主要用途:共同住宅、店舗
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上34階、塔屋2階
戸数:417戸(平均住戸面積81m2)
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- 賃貸住宅棟(特定建築者が建設)
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主要用途:共同住宅
構造:鉄筋コンクリート造
規模:地上14階、塔屋1階
戸数:91戸(平均住戸面積62m2)
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- 公共・商業棟、駐車場棟、専門店棟
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施設内容:川口駅前保育園、行政センター、中央図書館、映像・情報メディアセンター、市民ホール、市民パートナーステーション、商業施設、交番
駐車施設(公共駐車場248台、一般駐車場287台、公共駐輪場780台) 構造:鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造 規模:地上8階、地下2階、塔屋1階、一部地上5階、3階