川口駅前東口第三工区 第一種市街地再開発事業(そごう川口店)*事業パンフレットより抜粋
事業の目的
鋳物、植木等で知られた産業都市川口市は、首都東京のベッドタウンとして人口の増加が著しく、街の整備が急がれていました。 また活性化が進む赤羽、浦和、大宮各市との地域間競争も激化し、駅前商業地を中心にした商業ゾーンの再開発が急務となりました。 こうした身近に迫る諸問題を一挙に解決し、更に新しい”川口の顔”を創造しようと、川口市は「川口駅周辺市街地整備構想」を発表。 西口の公害資源研究所跡地を活用した公共・文化ゾーンの開発から着手しました。東口の私達も”川口の顔”づくりに積極的に参加を決意。 昭和52年に再開発準備組合を設立し、再開発ビルの軸となる百貨店「そごう」、デベロッパー「大成建設」の参加を得て計画実現をめざして 活動してきました。時流の変化と市の構想に呼応して14年、今日ここにビルの完成をみたのです。川口駅前東口に時代に引き継ぐ大きな 資産が生まれたのです。
事業の歩み
- 昭和47年
- 川口市が「川口駅前東口地区基本構想」を作成
- 昭和49年 3月
- 川口市が「川口駅前東口第三工区市街地再開発基本計画報告書」を作成
- 昭和54年 5月
- 川口市が日本住宅公団を通じ全国市街地再開発協会に依頼して、「川口駅東口地区市街地再開発に関わる基本計画」を作成
- 昭和58年 7月
- 川口駅周辺市が一整備構想策定
- 昭和59年 1月
- 川口市都市計画審議会にて、当地区都市計画案承認
- 2月
- 再開発事業等の都市計画決定告示
- 3月
- 再開発事業等の都市計画決定告示
- 昭和60年12月
- 再開発組合設立認可
- 平成 2年 1月
- 事業計画変更認可
- 2月
- 権利変換計画認可
再開発本体ビル工事着工
- 7月
- 大規模小売店舗法3上申請
- 10月
- 同結審
- 平成 3年 3月
- 同法5条申請
- 6月
- 同結審
- 10月
- 再開発本体ビル竣工、開業
事業の概要
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- 事業名
- 川口駅前東口第三工区第一種市街地再開発事業
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- 所在地
- 川口市栄町3丁目
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- 施行者
- 川口駅前東口第三工区市街地再開発組合
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- 建物名称
- 川口駅前東口第三工区市街地再開発ビル
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- 建物用途
- 百貨店(そごう)、専門店、銀行
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- 計画内容
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敷地面積・・・9.360m2
延床面積・・・73.175m2
構造・規模・・・構造=鉄骨鉄筋コンクリート造、及び鉄筋コンクリート造
規模=地下2階、地上11階、塔屋1階、最高高さ 51.65m、デッキレベル(3階)8.2m
駐車台数・・・70台